千葉市中央区-5階建てマンションの屋根を野地板増し張りカバー工法で改修

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千葉市中央区のお客さまから、屋根リフォームのご相談をいただきました。
現場は5階建てマンションです。現場調査と見積りの作成後、マンションの管理組合の理事長や管理会社のかたにプレゼンをして、工事をおこなう運びとなりました。

現場屋根の既存の屋根材はスレートです。こちらのスレートには、経年のため、全面に劣化が見られました。スレートの劣化を放置していると、雨漏りや、雨水による屋根以外の建材の劣化まで引き起こしてしまう恐れがあります。また、劣化したスレートにより、外観も古い印象となってしまいます。とくにマンションやアパートの経営において、外観の美しさは重要な要素です。
以上のような状態であったため、古いスレートのうえに野地板を増し張りし、さらにそのうえにルーフィングシートと金属屋根を張る、「野地板増し張りカバー工法」を採用し、工事をおこないました。
「野地板増し張りカバー工法」によって屋根の機能性と外観の美しさが大きく向上します。

また、2階建てなどの建築と比べ、マンションやアパートなどの高所は風が強いため、施工に耐えられるかどうかの確認が必要です。そのため、アイジー工業に依頼して、屋根の耐風性能に問題がないかの確認を事前におこないました。

テイガクでは、マンションやアパートなどの大型建築の大規模改修工事も請け負っております。マンションやアパートの屋根・外壁でお困りのことがございましたら、ぜひテイガクにご連絡ください。

千葉市中央区|5階建てマンションの屋根を野地板増し張りカバー工法で改修したリフォーム工事

BEFORE

マンション屋根のはじめの状態

屋根のはじめの状態
屋根のはじめの状態

千葉市中央区のお客さまから、マンションの屋根のメンテナンスについてご相談をいただきました。
ご相談をいただいた時点で、弊社担当者が現場調査に向かい、無料でお見積りをいたします。
今回は見積書を作成したのち、マンションの管理組合の理事長や管理会社のかたにプレゼンをして工事をおこなう運びとなりました。

写真は現場屋根のはじめの状態です。屋根にはスレートが使用されていましたが、経年のため、写真のような色褪せ、色むらが広範囲に見られました。このような劣化を放置していると、雨漏りや、雨水による建材の劣化につながるおそれがあります。マンションやアパートですと、屋根や外壁の美しさは経営に直結してきますので、その点でも劣化を放置しておくのはよくありません。

以上のような状態であったため、今回は「野地板増し張りカバー工法」でリフォームをおこなう運びとなりました。古い屋根を新規の金属屋根材でカバーすることで、屋根の機能や外観の美しさを回復させます。

また、今回の現場は5階建てのマンションです。2階建ての建築などと比べ、高所は風が強いため、施工に耐えられるかどうかの確認が必要です。そのため、事前にアイジー工業に依頼して、屋根の耐風性能に問題がないかどうかの確認をおこないました。

足場設置

足場
足場を設置した様子

お見積りの結果、お客さまとの契約まで進みましたら工事開始です。
写真は足場を設置した様子です。
足場は職人さんが安全な工事をおこなうために必要となります。また、職人さんが安全な状態で作業をおこなうことで、仕上がりもしっかりした確実なものとなります。
足場に見えるブルーのシートは養生シートです。作業現場現場を保護することで、近隣のかたに迷惑がかからないよう配慮します。

野地板増し張り

野地板
古いスレートの上に新規の野地板を増し張り

カバー工法の障壁となる板金や雪止めなどを取り外し、屋根面をフラットな状態にしたら、野地板を増し張りします。
よくカバー工法で採用される「直張りカバー工法」においては、古い野地板を再利用します。しかし今回は「野地板増し張りカバー工法」を採用しておりますので、古いスレートの上に新規の野地板を増し張りしました。

こうして新規の野地板を増し張りすることで、直張りカバー工法と異なり、新しい野地板が金属屋根を固定することになります。そのため、屋根を固定する力が強くなり、強固に屋根を張ることができます。

ルーフィングシート張り付け

ルーフィング
ルーフィングシートを張り付け

新規の野地板を増し張りしたら、その上からルーフィングシートを張り付けていきます。
ルーフィングシートは防水シートの役割を持つ建材です。
このルーフィングシートは最終的に新規の屋根材に隠れて見えなくなる部分なので、あまり重視されないかたもいらっしゃいます。
しかし、ルーフィングシートは雨水が建物に侵入するのを防ぐのに最重要ともいえる役割を果たしています。そのため、性能や価格によってさまざまな種類のものがありますので、ぜひこだわってリフォームに臨んでください。

ルーフィングについて詳しくはこちら

ルーフィングシートを張り終えた様子

ルーフィング
ルーフィングを張り終えた様子

ルーフィングシートを張り終えた様子です。
今回は田島ルーフィングのPカラーEX+(プラス)を使用しました。
改質アスファルトという素材からできており、ルーフィングシートとしての基本性能に優れています。性能の良さに対してのコストパフォーマンスが高い商品です。

新規金属屋根材張り付け

スーパーガルテクト
スーパーガルテクトを張り付け

ルーフィングシートを張り付けたら、その上から新規の金属屋根材を張り付けて、カバーしていきます。

今回新規の屋根材として使用したのはアイジールーフの「スーパーガルテクト」です。
スーパーガルテクトはSGL鋼板という優れた金属から出来ています。そのため耐久性が高いという特長があります。また耐久性の高さの割に非常に軽量であるため、カバー工法に使用しても建物を傷めません。
さらに、薄い金属屋根の場合、暑い、うるさい、といった苦情が出ることがあります。しかし、スーパーガルテクトは断熱材と一体になっているため、断熱性、遮音性も高く、薄い金属屋根にあるようなストレスとは無縁です。

スーパーガルテクトについて詳しくはこちら

雪止め取り付け

雪止め

金属屋根を取り付けた後、積雪のある地域では雪止めを取り付けます。

棟の雨仕舞

棟板金

屋根の中心にある「棟」は屋根と屋根の取り合い部(接続部分)なので、その間から雨漏りがしやすい部分です。そのため、雨仕舞とよばれる雨漏り防止処置を施します。
写真は「棟板金」という板金を取り付け、雨仕舞した様子です。テイガクは板金工事会社であり、雨仕舞のための板金加工が得意な職人さんが多数在籍しております。そのため今回の棟板金もしっかり納まりました。
棟板金の下では、棟下地と呼ばれる下地が板金を支えています。

ケラバ板金(唐草)の様子

ケラバ

雨仕舞をするのは棟だけではありません。
屋根と壁の取り合い部や、写真にあるようなケラバ(屋根の端の棟でない方)など、雨漏りの可能性のあるところすべてでおこないます。
写真はケラバ板金(ケラバ唐草とも)を取り付けた様子です。細かな部分まで丁寧に施工をおこない、絶対に雨漏りしない屋根をつくりあげます。

AFTER

千葉市中央区でおこなった、5階建てマンションの屋根を「野地板増し張りカバー工法」で改修したリフォーム工事が完成です!

「野地板増し張りカバー工法」で改修したリフォーム工事が完成
「野地板増し張りカバー工法」で改修したリフォーム工事が完成
「野地板増し張りカバー工法」で改修したリフォーム工事が完成
「野地板増し張りカバー工法」で改修したリフォーム工事が完成

以上で千葉市中央区でおこなった、5階建てマンションの「野地板増し張りカバー工法」によるリフォーム工事が完成です!
スーパーガルテクトで古いスレート屋根をカバーしたことにより、耐久性、断熱性、遮音性など、屋根としての機能が大幅に回復した屋根が出来上がりました。
野地板を増し張りしているため、金属屋根はしっかり下地に固定されています。
また、外観も美しく一新され、仕上がりの様子にお客さまにも大変ご満足いただけたようでした。

このように、マンションやアパートの屋根も、スーパーガルテクトのような金属屋根材で改修工事をおこなうことができます。また、テイガクでは一般のお住まいに加え、マンション、アパート、工場など、大型建築物の大規模改修工事も請け負っております。

マンションやアパートの屋根、外壁のことでお困りのことがございましたら、ぜひテイガクへご相談ください。現場調査からお見積りまでは無料で承っております。

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千葉市の屋根・外壁リフォームはテイガクにお任せください!

千葉工事センター
千葉工事センター

千葉県千葉市中央区でおこなった5階建てマンションの屋根を野地板増し張りカバー工法の施工例をご紹介いたしました。
弊社は屋根や外壁のリフォームを専門とする板金工事会社です。
金属屋根や金属サイディングを用いるリフォームはもっとも得意とする工事です。
さらに、工事はすべて弊社が直接工事しており、紹介会社や仲介会社が間に入ることもありません。
高品質な工事を定額&低額にてご提供しております。
ご安心して工事をお任せください。

千葉市にはテイガクの工事拠点「千葉工事センター」があります。
そのため、現地調査や工事がスムーズにご対応可能です。
屋根・外壁についてお困りごとがありましたら、お気軽にテイガクにご相談ください。
現地調査からお見積りまでは無料で承っております。

この記事を書いた人
著者 前川 祐介
前川 祐介 代表取締役社長
テイガク サイト制作責任者
宅地建物取引士
建築物石綿含有建材調査者
著者経歴

大阪府堺市生まれ。千葉県立船橋東高校→法政大学→サノフィ(旧アベンティスファーマ)株式会社を経て、父親が経営する板金工事会社である昭和ルーフリモ株式会社へ入社。
中央工学校夜間建築学科卒業。年間100棟以上の屋根と外壁工事に携わった経験を活かし、テイガク記事の執筆とユーチューブ動画撮影をおこなっています。趣味は日本史学。

運営会社

昭和ルーフリモ株式会社は2001年設立の板金工事会社です。
これまでの金属屋根と金属サイディング工事件数の合計は20,000棟を超えます。
板金工事は足場を組み立てるため、外壁塗装の工事事業にも注力しています。

国土交通大臣許可(般-25)第22950号
許可を受けた建設業:板金工事業/屋根工事業/塗装工事業 他

代表前川が本音で解説「板金工事会社とは?」

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