大阪府寝屋川市のお客様から、屋根リフォームと外壁塗装に関するご相談をお受けしました。 お客さま宅は瓦屋根と瓦棒屋根(トタン板に瓦棒と呼ばれる棒を並べた、トタン屋根)が接合した、昔ながらのつくりのお住まいでした。 とても風情のあるお住まいですが、すでに築40年が経過し、瓦も全体的に色褪せ、色むら、欠けなどが見られました。 2019年に関西圏を襲った大型台風のような自然災害が今後も起こることや、今後の屋根のメンテナンス性も考慮し、屋根を金属屋根へ葺き替えることになりました。 また、屋根の葺き替え工事に併せて、経年劣化がはじまっていた外壁塗装のリフォームもおこないました。
大阪府寝屋川市でおこなった屋根葺き替えと外壁塗装リフォーム
BEFORE
現場調査 瓦屋根とトタン屋根が接合した屋根
大阪府寝屋川市のお客さまから屋根メンテナンス工事のご相談をいただきました。
ご相談をいただいた後で、弊社担当者とお客様で日程調整をして、無料お見積りのために現地へ向かいます。
写真は現地調査時のお客さま宅の屋根です。
昔ながらの瓦屋根と瓦棒屋根(瓦棒を並べたトタン屋根)が接合したお住まいでした。
現場調査 瓦の状態
とても風情のあるお住まいですが、築後40年が経過しており、屋根全体に色むら、色褪
せ、欠けなどがみられました。
このまま放置していると、雨漏りや雨水による住宅の劣化につながります。
そのため、お客さまとご相談の上、屋根の全面葺き替え工事をおこなう運びとなりました。
また、屋根工事に合わせて、劣化がはじまっていた外壁の塗装もおこないました。
屋根工事開始 瓦の撤去
葺き替えリフォームをおこなう際には、はじめに既存の瓦をすべて撤去します。
瓦を撤去すると、このように屋根下地が露出します。
今回のお客さま宅の屋根下地は、今や珍しくなった「トントン葺き」と呼ばれるものでした。
トントン葺きとは、薄い木の板をトントンと釘打ちし、多数重ねた屋根下地です。
このトントン葺きの下地が雨水を防ぎ、屋根裏の換気をおこなう防水シートの働きをしています。
しかし薄い板であるため、腐食し始めると耐久性がかなり落ちてきます。
屋根の下地調整
瓦はとても重いため、築40年も経過すると、屋根全体が弛んだ状態になります。
屋根を平らな状態にするために、下地調整をおこないます。
写真のように、垂木の下に木材をかまして、屋根がフラットになるよう調節します。
屋根が平らになったら、この上から野地板(のじいた)と呼ばれる下地を張り付けます。
テイガクでは野地板に「構造用合板」と呼ばれる合板を使用しています。
構造用合板には6、9、12mmのものがありますが、テイガクが使用するのは最も厚い12mmのものです。
耐久性が十分に高くなるよう、しっかり補強していきます。
ルーフィングシートを張り付ける
下地調整を終え、野地板を張り付けたあとはルーフィングシートを張り付けます。
ルーフィングシートは防水シートの役割があり、屋根からの雨漏りを防ぐ重要な部材です。
工事後は屋根材の下に隠れてしまうため、あまり拘らないお客様もいらっしゃいます。
しかし、ルーフィングシートには多くの製品があり、製品ごとに耐用年数や特徴が大きく異なります。
今回使用した製品は田島ルーフィングの「タディスホワイト」です。
改質アスファルトと呼ばれる素材が使われており、20年ほどの耐用年数があります。
ルーフィングシートについて詳しくはこちら
金属屋根本体の張り付け
ルーフィングシートのうえから金属屋根本体を張り付けます。
今回使用した屋根材は、アイジー工業の「スーパーガルテクト」です。
SGL鋼板と呼ばれる素材が使われています。
軽量で、耐久性や耐熱性にも優れた、とてもお勧めの屋根材です。
嵌合式(かんごうしき)と呼ばれる施工方法で取り付けます。
嵌合式は屋根材と屋根材を掛け合わせて張り付ける方法で、とても強風に強いという特徴があります。
スーパーガルテクトについて詳しくはこちら
棟部分の仕上げ
最後に、屋根の棟部分の仕上げをしていきます。
棟にはまず腐りにくい素材の棟板金下地を取り付けます。
棟板金下地は木製のものが多いですが、テイガクが使用する棟板金下地は腐りにくい素材のため、耐久性が高いのが特長です。
下地のうえから、棟板金と呼ばれる板金を取り付けます。
外壁塗装工事開始 ひび割れの補修
引き続き、外壁塗装の工事を開始します。
今回外壁塗装は、モルタル外壁部、鉄部、雨戸におこないました。
まずはモルタル外壁部の塗装工事についてです。
モルタル外壁塗装では、はじめに外壁全体をくまなく確認し、クラック(ひび割れ)などがあれば補修をおこないます。
さらに高圧洗浄により塗装面を整えたあと、塗装に入ります。
塗装面をきれいにしておくことで、色むらがなく耐久性の高い塗膜ができあがるからです。
下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りをする
塗装面をきれいに整えたら、3回塗りの1番目の工程である、下塗りを開始していきま
す。
下塗りをおこなうことで古い塗膜の効果を消すとともに、中塗り・上塗りの外壁への密着性を高めます。
下塗り後、中塗りと上塗りをおこないます。
この3工程を通すことで、むらなく美しい外壁に仕上げ、さらに高い耐久性をもつ塗膜を作り上げます。
鉄部塗装工事開始 ケレンがけ
次は鉄部塗装工事の様子です。
鉄部では、はじめにケレンをかけます。
ケレンとは、やすりなどを使い、鉄部の汚れやサビ、旧塗膜を落とす作業です。
外壁と同じように、塗装面をきれいに整えてから作業に入ります。
錆止めの塗布(下塗り・中塗り・上塗り)
鉄部でも3回塗りの工程はモルタル外壁と同じです。
ただし鉄部では中塗り、上塗りの塗装をおこなう前に、下塗りとしてさび止めを塗布していきます。
こうしてサビのこない耐久性の高い塗膜を作り上げていきます。
雨戸の塗装
最後に雨戸の塗装もおこないました。
また、これまでの下塗り・中塗り・上塗りの3工程はすべて写真撮影し、確実に工事がおこなわれたことをお客様にご確認していただいております。
AFTER
寝屋川市の屋根葺き替えと外壁塗装リフォームが完成です!
大阪府寝屋川市でおこなった屋根葺き替えと外壁塗装のリフォームが完成しました。
今後、地震や台風といった自然災害のたびに屋根を心配する必要がなくなりました。
また、新しく取り付けた金属屋根材によって、屋根の外観も近代的でおしゃれなものに仕上がりました。
瓦屋根の葺き替えをご検討されている方は、ぜひテイガクにご相談ください。
現場調査からお見積もりまではすべて無料で承っております。
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寝屋川市で屋根・外壁のリフォーム業者をお探しの方はぜひテイガクへ!
大阪府寝屋川市でおこなった、瓦屋根の葺き替えと外壁塗装の工事事例をご紹介いたしました。
築40年以上の瓦屋根の場合は、土葺き(つちぶき)と呼ばれる葺き方である可能性が高く、とくに注意が必要です。
土葺きとは、瓦を土で接着させる施工方法です。
瓦の重さに、土の重量が加わるため、屋根全体がとても重くなります。
1995年の阪神淡路大震災では、多くの土葺きの瓦屋根住宅が住宅倒壊や瓦の大規模崩落などの被害を受けました。
地震や台風といった自然災害が多い日本では、いつ災害が来ても耐えられるよう、屋根のリフォームは計画的におこないましょう。
テイガク屋根修理は大阪府堺市に工事拠点を置く、屋根・外壁専門の板金工事会社です。
現地調査からお見積もりまではすべて無料で承っております。
屋根や外壁のリフォームをご検討されている方は、ぜひお気軽にテイガクへご相談ください。