工場・倉庫の屋根工事で気をつけたい室内対策

  • 公開
工場室内にビニール養生する様子

営業中に工場や倉庫の屋根工事をおこなう場合、室内では天井からゴミやホコリが床に舞い落ちてこないように養生をおこなうことがあります。
今回の記事では、工場・倉庫の室内側の養生対策について詳しく解説します。

工場・倉庫内の養生対策(テイガクYouTubeより)

工場や倉庫の屋根工事の際の室内対策について
03:09

工場や倉庫の屋根工事の際の室内対策について

工場・倉庫の天井はむき出しの状態

工場・倉庫の天井はむき出しの状態

工場や倉庫の天井は戸建住宅の天井とは異なり、天井に板などがなくむき出しの状態になっていることがほとんどです。
そのため、屋根上で作業をおこなうと、長年蓄積されたゴミやホコリ、舞い落ちてくる可能性があります。
天井に木毛板を取り付ける場合は粉塵が室内に発生する場合もあります。

アイコン 木毛板(木毛セメント板)

木毛板は、細長く削った木材とセメントを合わせて作った建築ボードです。(アスベストは含まれていません)木毛版は、断熱効果が高く、遮音性、吸音性にも効果がある建材です。

営業中の工場・倉庫の屋根工事は養生対策も検討

大きいビニールで養生
大きいビニールで養生

工場・倉庫内には、精密機械や段ボールで梱包された施品など、さまざまな物が置かれています。
営業を続けながら屋根工事を進める場合は、天井からゴミなどが落ちてこないようにビニール養生による対策が必要になることがあります。
工事の施工管理者と問題がないかよく確認しながら養生についても検討しましょう。

テイガクでおこなった工場・倉庫内の養生対策の様子

天井がビニールで養生された工場室内
天井がビニールで養生された工場室内

こちらの現場はクリーニングの工場でした。
衣類などがある室内だったため、1日をかけてビニールシートを全面に敷き、養生を丁寧におこないました。
養生の取り付け作業は、テイガクの社員6、7人でおこないます。
工事終了後も養生を取り外す必要がありますが、取り付けよりも取り外す方が実は大変です。
人数を要し大掛かりな作業ですが、このような丁寧な対策をおこなうことで、工事中も安心して営業を続けることができます。

工場・倉庫の改修工事はテイガクへ

テイガクでは、戸建住宅の外装工事だけではなく、工場や倉庫、アパーとなど大型建物の外装工事も承ります。
大型建物専門の施工管理者がいるため、工場や倉庫の営業に配慮したご提案が可能です。
現地調査、お見積りまで無料です。
お気軽にご相談ください。

本記事の著者・監修者

著者 前川祐介
前川 祐介

昭和ルーフリモ株式会社 代表取締役社長
「屋根と外壁のリフォーム工事テイガク」Webメディア運営責任者

大阪府堺市生まれ。千葉県立船橋東高校→法政大学経営学部→サノフィ(旧アベンティスファーマ)株式会社を経て、父親が経営する建築板金工事会社(昭和ルーフリモ株式会社)へ入社。最終学歴、中央工学校夜間建築学科。2022年に代表取締役社長に就任。年間1,000棟以上ある現場での施工経験を活かし、Webメディア「テイガク」での記事執筆、YouTubeでの動画撮影をおこなう。趣味は日本史学。宅地建物取引士・建築物石綿含有建材調査者