兵庫県三田市-別荘のアスファルトシングルをカバー工法でリフォーム

兵庫県三田市のお客さまから、屋根のメンテナンスについてご相談をいただきました。
ご相談をいただいた時点で弊社担当者が現場調査・無料お見積りをおこないます。
現場は写真のように非常に趣のある山中の別荘でした。

工事前の屋根には「アスファルトシングル」が使用されていました。
「アスファルトシングル」はガラス基材とアスファルトが主な素材で、表面に傷がつかないよう石粒が吹き付けられたシート状の屋根材です。
環境としては、山中であったため湿度が高く、また落ち葉も多いという状況でした。写真の屋根の谷部分にも落ち葉が積もっている様子が確認できます。そしてアスファルトシングルの表面がザラザラしていることもあって、分厚い苔が屋根うえに繁殖していました。
このままの状態を放置していると、屋根としての機能を損ない、雨漏りなどにつながります。そのため、「屋根カバー工法」によってメンテナンスをおこなう運びとなりました。
「屋根カバー工法」は、劣化した古い屋根材を新しい金属屋根材でカバーすることで、屋根としての機能や外観の美しさを取り戻す工事です。

無料お見積りの結果、お客様との契約まで進みましたら工事開始です。
まずは足場を設置します。
足場はどのような場所であっても、安全な工事のために必須のものです。
足場を設置して職人さんが安心して工事をおこなうことで、仕上がりもしっかりした確実なものとなります。
またこの写真では、屋根に繁殖した苔の様子も確認できます。

足場設置後、屋根に高圧洗浄をかけ、苔を落としました。

このように、カバー工法においては、まずカバーする古い屋根面をととのえていきます。
板金などが使用されている屋根であれば、板金などカバー工法の障壁となるものを取り除いて屋根面をフラットな状態にします。

屋根の高圧洗浄で必ず留意する【４つのポイント】

高圧洗浄をかけている職人さんの様子です。
テイガクの職人さんは20年以上付き合いのある腕のいい職人さんばかりです。
安心して工事をお任せください。

高圧洗浄で苔や汚れを落とすことによって、かなり屋根面がきれいになりました。
ただし、アスファルトシングルの特性上、表面の石粒の多くは高圧洗浄により剥離してしまいました。

古い屋根面をきれいにととのえたら、その上からルーフィングシートを張り付けていきます。
ルーフィングシートは防水シートの役割をもつ建材です。強い雨が吹き付けてこの上に載る屋根材を雨水が通り抜けてきた場合でも、ルーフィングシートがその下の建材まで侵入するのを防ぎます。
雨漏り防止のため、最重要といってもよい建材です。

とても重要な建材なので、種類や価格の異なるさまざまな種類のものがあります。最終的に見えなくなるからといって適当に済ませず、ぜひこだわってリフォームに臨んでください。
今回は田島ルーフィングの「ニューライナールーフィング」を使用しました。
改質アスファルトという素材からできており、防水性と耐久性に優れた、最高級の品質を誇る下葺材です。
ルーフィングについて詳しくはこちら

ルーフィングシートを張り付けたら、その上から新規の金属屋根材を張り付けていきます。
今回使用した金属屋根材は「スーパーガルテクト フッ素」です。
「スーパーガルテクト フッ素」はSGL鋼板という金属からできており、断熱材と一体となっているため、高い耐久性と断熱性を誇ります。
また塗膜には遮熱性フッ素樹脂塗装が施されており、塗膜の耐久性も高いため、塗膜20年の変褪色保証が付いています。
今回、屋根は全数ビス留めで仕上げているので、耐風性も強化しております。
スーパーガルテクトについて詳しくはこちら

金属屋根材張り付け時の全体の様子です。
金属屋根材はアスファルトシングルと異なり、表面がツルツルしているため、山中という環境の中でも今までと比べて苔が異常に増殖することはなくなります。

屋根に開けた窓を天窓といいます。
天窓回りは屋根との接続部であるため、雨漏りしやすい部分です。
そのため、板金加工と取り付けをおこない、「雨仕舞」とよばれる特別な雨漏り防止処置を施します。
テイガクは板金加工会社であり、職人さんも板金加工が得意です。
細かい部分も適切に雨仕舞をおこないます。

天窓の雨漏り修理や交換で気をつける3つのポイントと工事方法

煙突部分も接続部が多く、雨水が入り込みやすい部分です。
また丸く屋根に穴が空いているため、高度な板金技術が求められます。
このように高度な板金技術が必要な部分でも、テイガクと長い付き合いがあり、腕のいい職人さんが適切に工事をおこないます。
安心して工事をお任せください。

天窓や煙突の部分もそうですが、異なる建材同士がつながる部分は「取り合い部」といい、どこも雨漏りのしやすい箇所です。
写真のように壁と屋根のつながる部分も取り合い部ですので、丁寧に板金加工と取り付けをし、雨仕舞をおこないます。