野地板増し張り屋根カバー工法のリフォーム前後の施工写真


参考リフォーム費用
屋根のモデル
階数 | 2階建 | 築年数 | 約15年 | 屋根形状 | 切妻 |
屋根面積 | 80㎡ | 足場面積 | 190㎡ | 棟長さ | 10m |
屋根の面積や形、傷み具合、工事別プランによって費用は変わります。
工事見積り内訳明細
工事項目 | 単価 | 小計(税抜) |
---|---|---|
足場工事 | 750円/㎡ | 142,500円 |
野地板増し張り (構造合板12mm) |
2,200円/㎡ | 176,000円 |
防水シート (PカラーEX+) |
600円/㎡ | 48,000円 |
屋根本体工事 | 6,500円/㎡ | 520,000円断熱材一体型 |
棟板金 (メーカー純正品) |
3,000円/m | 30,000円腐りにくい素材の下地を使用 |
軒先板金 (メーカー純正品) |
1,500円/m | 30,000円 |
ケラバ板金 (メーカー純正品) |
1,500円/m | 24,000円 |
搬入搬出費 | 一式 | 30,000円 |
管理諸経費 | 3% | 30,015円 |
消費税 | 103,051円 | |
端数値引き | 566円 | |
合計金額 | 1,133,000円(税込) |

野地板増し張り屋根カバー工法をおこなう時のポイント
解説
野地板増し張りカバー工法は、既存コロニアルの上に野地板を張ってから通常のカバー工法をおこなう工事方法です。
防水シートは「PカラーEX+」、屋根材は「スーパーガルテクト」を想定した工事価格となっています。
この工事方法は既存野地板が傷んでいる場合に採用します。
「野地板」と「防水シート」「屋根材」の3つが新しくなります。
ただし、通常のカバー工法に比べて屋根が重くなります。
そのため、旧耐震基準(1980年以前)で設計された住宅ではおすすめできません。
築30年~40年の住宅でおこなうことが多い工事です。
テイガク屋根修理のおすすめ度
評価のポイント
アスベストを含んだコロニアルの撤去処分費用は大きな負担となります。
コストパフォーマンスの点で野地板増し張りカバー工法はおすすめの工事方法のひとつです。
一方で、野地板増し張りカバー工法は築年数がかなり経過している屋根に適応するというジレンマがつきまといます。
築後30年以上が経過した屋根はところどころ傷んでいたり、雨漏りが生じていたりします。
野地板増し張りカバー工法は、工事ができるかの判断を慎重におこなう必要があります。
こんな場合は工事価格が高くなります
屋根の形が複雑

屋根を空の真上から見あげると、屋根の面数がわかります。
よくある「ヘの字型」の2面の屋根を切妻(きりづま)といいます。
4面の屋根を寄棟(よせむね)といいます。
最近は1面の片流れ(かたながれ)とよばれる屋根が人気です。
屋根の面が増えると必要な工程が増えるため工事費が高くなります。
3面以上になると2面に比べておよそ合計金額の5%前後、工事費が高くなります。
建物階数が3階以上

建物階数が3階以上ある場合、追加の足場組立工事費用や搬入搬出費用がかかります。
重くサイズが大きい屋根材であるほど、3階まで持ち上げるたり下ろしたりするのが大変です。
3階建てになると2階建てよりもおよそ合計金額の5%前後、工事費が高くなります。
逆に平屋の場合は工事費が安くなります。
下屋根がある

下屋根とは屋根の上部が壁と接着する屋根のことです。
2階建ての場合、1階にある屋根が該当します。
下屋根があると壁際に雨押え板金とよばれる板金を取り付ける必要があるため、工事費が高くなります。
面積にもよりますが、下屋根がある場合は下屋根がないよりもおよそ合計金額の5%前後、工事費が高くなります。
屋根が急こう配

急こう配とは屋根の傾きが急であるということです。
急こう配である場合、屋根にも足場を取り付ける必要があります。
これを屋根足場といいます。
また、屋根は急であるほど屋根面積が増えます。
屋根の傾き角度にもよりますが、屋根が急こう配である場合は緩勾配の屋根よりもおおよそ合計金額の3%前後、工事費が高くなります。
雨どいを交換する

築後20年以上経過している場合は、雨どいの交換工事を検討してください。
雨どいは水平に取り付ける「軒どい」と縦に取り付ける「縦どい」の2種類があります。
特に軒どいは台風や大雪の影響で壊れやすいです。
長さによりますが、雨どいを全部交換すると合計金額の10%前後、工事費が高くなります。
ただし、火災保険に加入をしていれば、自然災害で壊れた雨どいの交換工事はほぼ無料でできます。
積極的に保険を活用しましょう。
野地板増し張り屋根カバー工法をおこなう時によくある質問
野地板を増し張りすると屋根はどのくらい重くなるのか?
1㎡あたり6.8キロ、屋根が重くなります。
建物におよぼす影響は軽微ですが、旧耐震基準の住宅では野地板増し張りカバー工はおすすめしていません。
野地板増し張りをするとどのくらい工事費が高くなるのか?
野地板増し張りカバー工法は通常のカバー工法と比べると約15%程度、合計工事金額が高くなります。
野地板を張る工程だけが追加されると思ってください。
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