屋根リフォームは施工した住宅メーカーでしないと駄目?

全記事 一覧 | 2016.04.06

1.ハウス(住宅)メーカーの屋根リフォームについて

参考屋根材:セキスイかわらU(積水ハウスやセキスイハイムでよく使用されていた屋根材)
一時期は屋根の葺き替えはセキスイかわらUと呼ばれていた時期もありました。
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質問:ミサワホームの住宅ですがミサワホームのリフォーム会社に依頼しないと駄目でしょうか?

ミサワホーム、積水ハウス、セキスイハイム(積水化学工業)、大和ハウス工業、パナホーム、ヘーベルハウス(旭化成ホームズ)、住友林業、三井ホームなどで設計・施工された屋根についてのリフォームに関するご相談をよくいただきます。
いわゆる、ハウス(住宅)メーカーの屋根に関するお問い合わせです。
具体的には、「自宅がミサワホームで施工した屋根ですがミサワホームのリフォーム会社に依頼しないと駄目でしょうか?」などのご質問です。
「屋根リフォームを何棟も経験している屋根リフォーム専門の工事会社であれば、どんなハウスメーカーの屋根でも適切なリフォーム、修理を行うことが可能」が弊社の答えです。
特に現在は一昔前に比べ、新築住宅の着工数、リフォーム数の減少により、業界の市場規模は縮小し、屋根の施工方法や使用する屋根材などが画一化されつつあります。
つまり、屋根工事自体もシンプルになり、リフォームし易くなってきているため、屋根のリフォームはハウス(住宅)メーカーにとらわれる必要がなくなっています。

積水ハウスやセキスイハイムで使用されていた屋根瓦

「セキスイかわらU」などで、他社との差別化を図りブランド化を構築し、業績を伸ばしていた会社があります。
一時期は屋根の葺き替えなら「セキスイかわらU」が第一選択と呼ばれていた時代がありました。
販売も40年ととても歴史のある屋根瓦です。
しかし、「セキスイ系のかわら」は去年の2015年に製造を中止しています。
現在ではハウスメーカー(グループ)自身が屋根材を自社企画、製造、販売することもなくなりました。
ハウスメーカーが自社の屋根瓦を「ウリ」にすることがなくなったということです。

ミサワホームや大和ハウス工業のグリシェイド

ライバルの会社との差別化を図るために、屋根材に特別な名称を用いて販売しているハウスメーカーもあります。
但し、多くの実情は屋根製造会社にOEMとして製造委託しているものです。
もちろん、一般に流通している屋根材の名前だけを変えて販売することはできないので、断熱材の厚みを増したり、カラーバリエーションを増やしたりなど、ハウスメーカー専用の屋根材として品質改良、優位性確保を行っています。

実例としてはミサワホームや大和ハウス工の「グリシェイド」が挙げられます。
「グリシェイド」の製造元はケイミュー株式会社です。
ハウスメーカー専用屋根材で、一般には発売されていません。
もちろん、カタログにも掲載されておりません。
表面の模様は「コロニアル」と変わりませんが、スリット(隙間)が広く水下側がストレート的なデザインになっているのが特徴です。
私個人の意見としては、インターネットが普及した現代ではハウスメーカーの販売手法のシステム全容がほとんど明らかになっているので大和ハウス工業株式会社のように、「屋根材はケイミュー株式会社の製品で、ハウスメーカー専用の屋根材です」と公表した方が消費者は安心できる時代ではないでしょうか。

先に述べた「セキスイかわらU」が販売中止になったのは、瑕疵製品の製造・販売が大きな原因と言われています。
つまり、大手のハウスメーカーが企画した屋根瓦だから安心、大丈夫ではないということです。

 

 

2.ミサワホームの屋根を定額屋根修理がリフォームした実例

定額屋根修理が実際にハウスメーカーの屋根をリフォームした実例を取り上げます。
現場は神奈川県相模原市で、集合住宅の屋根になります。
雨漏りが発生し、ミサワホームのリフォーム関連会社であるミサワホームイングと弊社を含む屋根リフォーム会社、複数社に見積りを依頼され、最終的に弊社で工事をご発注いただきました。
具体的な工事内容は屋根カバー工法によるガルバリウム鋼板屋根材の重ね葺きになります。

2-1.ミサワホームの屋根 リフォーム前

ミサワホームによる賃貸住宅を建築された建て主様からいただいた屋根リフォーム工事のご案内です。
屋根材は旧クボタ(現ケイミュー株式会社)による「グリシェイドNEO」と呼ばれる屋根材です。
当時販売されていた「コロニアルNEO」のハウスメーカー専用の改良屋根材になります。
ミサワホーム 屋根リフォーム現場 施工前

2-2.雨漏り箇所の拡大画像

雨漏りが発生した部位の拡大画像です。
下地の木部が腐食していました。
棟の部位になります。
屋根と屋根の取り合い部(複合屋根)は屋根の中で、最も雨漏りが発生しやすい部位です。
今回のカバー工法ではこの腐食部位を補強した上で、新しい屋根を重ね葺きする工程で工事を進めます。
その他の下地は、現場調査の結果、良好でした。
ミサワホーム 雨漏り修理

2-3.屋根カバー工法の下準備1

雪止め金具を撤去・処分いたします。
屋根カバー工法では既存の屋根から直接、屋根を重ね葺きします。
雪止め金具のような突起物はすべて取り除きます。
ミサワホーム 屋根カバー工法

2-4.屋根カバー工法の下準備2

ルーフィングシートを張ります。下葺き材とも呼びます。
雨漏りを最終的に防ぐのはこのルーフィングシートです。
㎡当たり数百円高価なものに変えるだけで、耐久性能が数倍異なります。
新築住宅の屋根はアスファルトルーフィングと呼ばれルーフィングシートが汎用されます。
アスファルトルーフィングの耐久性は10年で、10年を経過するとボロボロになり、破れやすくなります。
どうしても目に見えない建築副資材は安いものが使用されやすい傾向があります。

定額屋根修理が標準施工で張るルーフィングシートは改質アスファルトルーフィング(ゴムアス)です。
従来の防水シートの2倍以上の耐久性が認められています。
中に敷くシートもしっかり写真に収め、高品質の屋根修理工事をお客様にご提供するよう心がけています。
しっかり重ね幅をもたせて軒先から張っていきます。
ミサワホームの屋根リフォーム

2-5.ガルバリウム鋼板屋根の張りつけ

ガルバリウム鋼板屋根材を張ります。
屋根の色は、施工前と同じブルーです。
ブルーは弊社でもオススメの色です。
実は屋根の色は居住空間の快適性と因果関係があります。
水色や青色の屋根は黒の屋根に比べ、日射反射率が高い色は日差しの熱を反射し、熱が屋根に吸収されることを防ぐ効果が期待できます。
屋根の色はミサワホームの営業担当者様がオススメされたようです。
素晴らしい選択だと思います。
ガルバリウム鋼板屋根

2-6.ミサワホームの屋根リフォーム完成

最後に足場を解体し、オーナー様にお引渡しして工事完了です。
雨漏りもなくなり、屋根に関するストレスもなく、お過ごしいただけるはずです。
今回の現場は住宅メーカー、ミサワホームが手掛けたアパートでした。
もちろん、ミサワホームの関連リフォーム会社よる修繕も可能なはずですが、定額屋根修理のような屋根専門の工事会社でも修繕はもちろん可能です。
定額屋根修理でもこれまで数多くのハウスメーカー集合住宅の屋根を数多く手掛けています。
ミサワホーム 屋根リフォーム完成 相模原市

 

3.専門性か、ブランド力で屋根リフォームを判断する時代に

定額屋根修理がお客様の屋根リフォームをお見積りさせていただく際、ハウスメーカーのリフォーム部門と相見積もりさせていただくことは少なくありません。
屋根のリフォームを検討するに当たり、複数の会社に相談することは、相対的に会社の実力を推し量る上ことができるため、弊社も積極的にお客様にオススメしています。

ハウスメーカーに比べ、屋根専門の施工会社にリフォームを依頼するメリットは主に2点あります。
一つ目のメリットは価格です。
弊社では屋根リフォーム価格を公開させていただいていますので、具体的な価格訴求性についてはここでは控えさせていただきますが、一般的にはハウスメーカーの見積りより、屋根専門の工事会社のほうが見積り金額は低い傾向があります。
ここでいう屋根専門の工事会社とは屋根資材の調達から職人の手配まで自社完結型で行う会社です。
インターネット上の会社はネット上で集客する仲介会社が多く存在するので見極めが重要になるので注意してください。
もちろん定額屋根周利は自社完結型の屋根専門工事会社です。
もう一つのメリットは専門的な修理・リフォームの経験と判断力です。
住宅のトータル的な知識は当然ハウスメーカーの営業担当者より劣りますが、屋根などの外装に関しては圧倒的な現場経験や知恵が屋根専門の施工会社は備わっています。
事実、ハウスメーカーが解決できなかった雨漏りが弊社の施工で改善したことは、これまで何棟も経験してきています。
情報発信力にも同様のことがいえます。
各ハウスメーカーと弊社のホームページを是非、比較してください。
施工例などを中心とした屋根に関する情報発信力は弊社のホームページの方が充実しているはずです。

もちろん、ハウスメーカーに依頼するメリットもあります。
それはブランド力による安心感です。
企業のバックグラウンドが明確であるため、安心して工事を任せられるという意見はもちろん否定できません。
一級建築士の肩書をもった営業担当者が一流企業の磨かれた営業センスで、お客様の住宅に現在必要な、もしくは近い将来必要なリフォーム箇所を次々と指摘してくれるでしょう。

しかし、現代はインターネットによる情報収集が容易になり、建て主は屋根の素材や施工方法、将来のメンテナンスなどを考慮することが、これまでよりも可能になっています。
例えば屋根のリフォームはカバー工法、屋根は塗装の必要がないリクシル株式会社の石粒付きのガルバリウム鋼板などをお客様自身が指定して見積り依頼を行うことです。
この記事をご覧のお客様にとってはこのことは当たり前のように感じることかもしれませんが、お客様が自主的に屋根の施工方法、素材を指定することはここ3年程前では全くありませんでした。
屋根工事会社の弊社にとっては革命的なことなのです。
今までは、「一級建築士の免許をもった大手ハウスメーカーのアドバイスだから間違いない」と受け身の姿勢がほとんどでした。
つまり、屋根のリフォームは、ハウスメーカー専属のリフォーム会社だけではなく、地元の屋根工事会社やインターネットを介した屋根専門の工事会社などに相見積もりをし、お客様が自由に判断し、選択する時代です。
 
 

4.ハウスメーカーの屋根材について

各ハウスメーカー(ミサワホーム、積水ハウス、セキスイハイム、大和ハウス工業、パナホーム、ヘーベルハウス、住友林業、三井ホーム)のホームページから現在施工されている屋根材を各ハウスメーカーのホームページから調べてみました。
残念ながら、各ハウスメーカーのホームページのページの情報量は膨大であるにも関わらず、ほとんど屋根材に関する情報がないのが実情です。
建築主の屋根に対する興味が低いことが大きな理由なのかもしれません。
確かに新築で戸建て住宅を建てる時、屋根の形状や屋根の素材を決めることは地味なことです。
自ずと優先順位が低くなることは十分理解できます。
しかし、将来のリフォームにかかる費用において屋根のリフォームは大きな比重を占めることは事実です。
屋根の葺き替え費用は部位別のリフォーム費用ランキングでは、外壁塗装に次いで2位です。
できることであれば、各ハウスメーカーも屋根に関する情報発信を積極的に行い、消費者の知識や興味のボトムアップに繋げて欲しいのが、私どもの屋根施工会社の願いであります。
 
 

5.まとめ

・ハウス(住宅)メーカーの屋根は屋根専門の施工会社であればどんな屋根でもリフォーム可能です。

・屋根専門施工会社で依頼する場合、安いリフォーム費用、専門的な提案、判断力などの点でメリットが得やすいです。

・ハウスメーカーのリフォーム部門の他、複数の会社に見積り依頼を行うことは各会社の実力だけではなく、屋根に関する知識や知恵を身に着けるきかっけになるため積極的に相見積もりを行うようにしてください。
  
定額屋根修理は常にお客様の利益に適う正しい情報をご提供することをお約束いたします。

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