ルーガ屋根(ROOGA)瓦の特徴と価格、リフォーム例

全記事 一覧 | 2016.10.03

目次

1.ルーガ(ROOGA)瓦を知る上で抑えておくべき5つのポイント
2.ルーガ(ROOGA) 3つメリット
3.ルーガ(ROOGA) 3つのデメリット
4.ルーガ(ROOGA)「鉄平」と「雅」について
5.定額屋根修理のルーガの施工事例
6.ルーガの施工地域 製品保証
7.まとめ

ケイミュー株式会社(旧クボタ松下電工外装株式会社)から販売されている新しいタイプの屋根瓦、ルーガ(ROOGA)をご紹介します。
ガルバリウム鋼板などの金属瓦に次ぐ、ハブリット屋根材として現在人気が高まりつつあります。
こちらの記事は2016年10月に加筆いたしました。

1.ルーガ(ROOGA)瓦を知る上で抑えておくべき5つのポイント

1-1.ケイミューから販売

ケイミューは日本最大手の屋根メーカーです。
屋根メーカーの関心や認知自体が低いため、初めてこの会社名を知った方も多いと思います。
「ケイミュー」は2003年に「クボタ」と「松下電工」が折半出資してできた会社です。
コロニアル(スレート瓦)メーカーとしては圧倒的なトップシェアを誇ります。

大手ハウスメーカーが独自ブランドとして販売しているコロニアル屋根もOEMでケイミュー株式会社が製造しています。
歴史も古く、高い技術力や強固な販売ネットワークがある会社です。
カタログやホームページなどのエンドユーザー向けへのサービスも充実しています。
例えば、ホームページに掲載されている屋根施工例も1000棟近く画像検索できます。
施工後の屋根イメージが浮かばないお客様の参考になります。

ケイミュー株式会社ホームページはこちら

その同社が取り扱う屋根材の中でもルーガ(ROOGA)は、最高グレード品として位置付けられています。

ルーガ屋根

1-2.施工業者は限定

ルーガを販売し、施工できる業者は限定されています。

ルーガを使用する施工業者は、ルーガを取り扱う材料店に推薦され、専門講習会を受講し、ケイミューからルーガショップとして認められてはじめて工事ができます。
また施工業者は建設業許可証の取得や瑕疵担保険の加入も義務付けられています。
大企業のブランド力を維持するため、施工業者に課せられた使命です。

そして、施工業者はマニュアル通りに工事をしなければ、メーカー保証を受けることができません。

従いまして、ルーガ(ROOGA)を工事できるか否かは、屋根修理会社のバックボーンを推し量る一定基準に成り得ます。

定額屋根修理のスタッフも神奈川県小田原市にあるケイミューの住宅建材学校で受講してきました。

ケイミュー小田原研修センター

1-3.卸単価は一律

ルーガの仕入れ費用はどの施工業者も基本的に同じで、各社一律です。
つまり、屋根工事費の差異は作業費だけで生じることになります。
弊社ではお客様に合見積りを取ることをおすすめしていますが、ルーガの場合は他社様の見積り金額と大きく変らないことが多いです。
(これは、直接工事会社に見積り作成を依頼した場合の話です。もちろん仲介会社の場合は上乗せをしますので、価格は大きく異なります。悪徳業者の場合ももちろん例外です。)

工事価格も大切ですが、お客様は工事の「品質」を最重視してください。
例えば、検討されている施工業者の実績や材料保管倉庫の有無、板金工事は得意であるかなどの情報に注目してください。
会社所在地や会社への距離なども判断基準になります。

ルーガ工事価格

 

1-4.雨仕舞は板金工事

基本的に、ルーガもコロニアルも施工方法は変わりません。
下記画像は、既存屋根を撤去し、コロニアルで葺き替えた屋根の断面です。
使用している部材を見やすくするため、各部材をずらして表記しています。

ここで注目して欲しいのは、水切り板金の多さです。
画像はカバー工法によるものですが、新設では2種類の板金を追加し、既存物を含めると4種類に及びます。
屋根の最も基本的な機能である防水や排水の役目はこの水切り板金が行います。
つまり、ルーガは板金工事の技術力が重視される屋根材です。
雨漏りのリスクを最小限に抑えるために、できる限り板金を残存させる技術力も必要です。
安易に既存の板金を取り払う業者も存在します。

具体的に板金工事とは、定額屋根修理の施工例でもよく取り上げているガルバリウム鋼板による屋根工事のことです。

ルーガによる屋根のリフォームを検討されている読者の多くは、和瓦屋根が多いはずです。
たしかに、和瓦屋根を専門にしている工事会社もルーガを取り扱っています。
私がルーガの研修に行った際も、参加者のほとんどが和瓦職人でした。
しかし、研修を受けた際に、この屋根は板金工事の分野になると確信しました。
実務研修の一番初めに行う講義が水切板金の折り方とハサミの持ち方だったのです。
工具の取り扱いに慣れていない職人がたくさんいました。
一方、ルーガ本体を張る作業は素人でも簡単に張ることができます。
一般的に、板金工事と屋根(瓦)工事は同じ分野と考えられる傾向がありますが、全く異なります。
実際に国交省から申請し、取得する建設業の許可証も分けられています。

そのため、ルーガを施工する業者の工事品質を判断するには、板金工事が得意であるか否かに他なりません。

カバー工法

 

1-5.唯一のカバー工法専用屋根材

ケイミューの主力製品はコロニアルです。
コロニアルは新築屋根ではよく使用されていますが、リフォーム分野ではほとんど使用されていません。
長い間、ケイミューはコロニアルの上に金属屋根を張るカバー工法(重ね葺き)を推奨していませんでした。
製造していない金属屋根材よりも、新しく自社のコロニアルに葺き替えてもらう方が利益になるからです。

しかし、コロニアルのリフォームにおいてカバー工法は今や第一選択の改修方法です。
屋根カバー工法に関してはこちら
このような背景がある中、ケイミューは自社のコロニアルの上に重ね葺きができる専用屋根材を開発しました。
これがルーガ(ROOGA)瓦です。
金属屋根メーカーに独占されているリフォーム市場に対抗する目的で開発したと推測できます。
現在、ケイミューは独自のリジュー工法と呼ばれるカバー工法(重ね葺き)で、ルーガ(ROOGA)によるリフォームを推奨するようになっています。

 

 

2.ルーガ(ROOGA) 3つメリット

2-1.強い耐久性

これまでのスレート屋根瓦や和瓦は割れやすく、風に飛ばされやすい欠点がありました。
しかし、ルーガ(ROOGA)は大人がハンマーでたたいても割れません。
ルーガショップではサンプルもご用意できます。
是非、その強度を確かめてください。
私も何度もハンマーで叩きましたが、驚くほど硬い素材で、ビクともしません。

また、ルーガは下地に釘を打ち込んで固定させるため、一般の和瓦に比べ台風の時でも屋根瓦が飛ばされる心配は少ないです。
強風や台風がよく訪れる地域(各市町村ごとに計測されている基準風速が発表されています。)にお住まいのお客様は、風でルーガが飛ばされないように保持力を強化する台風クリップのご用意もございます。

2-2.和瓦のような重厚感があり、重さは半分

日本は台風と地震が多発する国です。
台風と地震は同じ天災であり共通点があるように感じますが、屋根に対する対策は全く異なります。
これまでの歴史を振り返ると、屋根はできるだけ重くし、台風で飛ばされないことを重視してきました。

しかし、関東大震災をきっかけに屋根は湿式工法(土葺き工法。土の重みで屋根固定する工法)から乾式工法(土を用いず屋根固定する工法)へと工事方法がシフトしました。
瓦棒のような金属屋根が普及したのも関東大震災がきっかけと言われています。
そして、阪神大震災をきっかけに屋根の軽量化・耐震化が改めて見直されました。

それゆえ、現在では屋根は台風による影響よりも、地震に対してどのように対策を講じるのかが重視されています。

このような背景の中から登場したルーガ(ROOGA)は和瓦にとても近いデザインであり、従来の屋根材よりも耐震性に優れています。

日本の景観に和瓦は欠かすことができません。
熊本県の益城町に立派な屋根瓦の住宅がたくさんありました。
その理由は立派な屋根であることがその家のステータスを示していたからだと被災者が語っていました。
これからも和瓦の屋根はなくなくことがありませんが、和瓦のデザインと遜色がないルーガは地震対策を考える上で選択肢になり得る屋根材です。

2-3.再塗装不要になる蓋然性が高い

ルーガ(ROOGA)の塗膜はケイミュー独自技術である「グラッサコート」を採用しています。
「グラッサコート」の塗膜は色あせの原因となる紫外線から鮮やかな色、光沢を守り、美しさを長期間キープし続けます。
一般のコロニアルのように、10年ごとに足場を組んで再塗装を行うといった心配は解消されるはずです。

 

3.ルーガ(ROOGA) 3つのデメリット

3-1.高額な工事費用

下記は屋根材本体の単価です。
同質役物を使用した場合です。
同室役物とは棟や軒先などを屋根材と同じ材質で製造した部材のことです。
同質役物でない場合、工事金額が多少安くなります。
屋根本体以外の役物や下地材、防水シート、副資材、労務費等は含まれておりません。

また、ルーガで使用する垂木(胴縁)材や防水シートはケイミューが販売している純正品だけを使用しなければなりません。
使用しなければ製品保証を受けることができません。

実際の工事費はフッ素塗膜の金属瓦のおよそ1.3倍です。
具体的な工事金額が気になるお客様は定額屋根修理にご相談ください。
お見積もりまでは無料です。

商品名 ルーガ 雅 ルーガ 鉄平
坪単価 13,200円 13,200円
平米単価 3,960円 3,960円

3-2.工事期間が長い

工事日数も他の屋根材に比べて要します。
通常、1週間かかる屋根工事の場合、ルーガ(ROOGA)ではおよそ10日かかかる見込みで弊社は工事日数を計算しています。
実際の工事日数はお客様の屋根の状態や形状によって異なります。

3-3.施工できる業者が少ない

ルーガ(ROOGA)はルーガショップとして認定された施工店のみ工事が可能な屋根材です。
つまり、工事ができる会社や職人の母体数が少ないため、トラブルの際に迅速な対応ができる会社であるかの見極めが必要になります。

特に注意したいのが建設会社や不動産会社の廃業です。
屋根に不具合があり、修繕依頼をするつもりが、既に建設会社が廃業していたことなどはよくある話です。
高度経済成長していた20年から30年前に、戸建て住宅を販売していた多くの会社が廃業しています。
建設会社が廃業などの理由で既に存在せず相談できる会社がないため、弊社宛にご相談されるお客様は、全体のお問い合わせの20%を占めます。
せっかく高い費用で屋根を葺き替えたのにもかかわらず、手直しや修繕できる業者がいなければ全く意味がありません。
このような背景から屋根のリフォーム工事会社にも事業継続の信頼性は求められます。

ルーガ研修の様子

4.ルーガ(ROOGA)「鉄平」と「雅」について

4-1.「雅」と「鉄平」は全く異なる屋根材

ルーガには2種類の屋根があります。
「雅」と「鉄平」です。
和風住宅には「雅」、洋風住宅には「鉄平」を使用します。

この2種類の屋根は同素材であるため、ほとんど違いがないと思われていますが、「デザインや「施工方法」、「重量」、「施工できる条件」まで異なります。
また、鉄平では役物(棟や軒先に使用する部材)が同質役物(屋根と同素材)かメタル(ガルバリウム鋼板)役物かを選択することが可能です。
一方、雅は同質役物のみの取り扱いであり、「屋根の材料費」も異なることになります。

ルーガのこの2種類の屋根材は1冊のカタログにまとめて掲載されていますが、個人的には全く違う商品として扱うべきだと考えています。

ルーガ ROOGA 雅と鉄平

4-2.ルーガ「雅」について

「雅」は和瓦に近いデザインが特徴です。
そのため、鬼や高棟などの役物がたくさん用意されています。
ただし、ルーガ「雅」を使用できない屋根があります。
私たちが想像している以上に日本の屋根は複雑で特殊な形状をしているため、対応できない屋根形状が一部存在します。
カラーバリエーションが2016年10月に2色増えました。
人気のある屋根材としての証左です。

ルーガ ROOGA 雅

4-3.ルーガ「鉄平」について

「鉄平」は名前の通り平たいデザインが特徴の屋根です。
コロニアル屋根に厚みを持たせたイメージです。
洋風住宅用としておすすめの屋根材ですが、日本瓦からの葺き替えにも対応できます。
屋根がすっきりした印象になります。
「雅」同様、6色あります。

ルーガ ROOGA 鉄平

4-4.ルーガ「雅」と和風金属屋根雅でお悩みのお客様

「ルーガ雅」と「ガルバリウム鋼板」、どちらにするかお悩みの読者の方も多いと思います。
弊社でもどちらの屋根が良いか、お客様からお尋ねいただくことが多いです。
傾向としては、関東地方では「ガルバリウム鋼板」、関西地方では「雅」を選択されるお客様が多いです。

各屋根材を比較し、評価できるポイントをまとめました。
お客様が屋根材を決定する際の参考にしてください。

・重厚感・高級感などのデザイン性は「ルーガ雅」
・メンテナンス性、耐久性は「ほぼ同等」(フッ素塗装のガルバリウム鋼板と比較した場合)
・屋根軽量化、地震対策では「ガルバリウム鋼板」
・保証期間では「ガルバリウム鋼板」ケイミューの最長保証期間は10年、ガルバリウム鋼板では20年を超える製品もあります。

ルーガ ROOGA 雅の施工事例

4-5.ルーガの評判

2017年でルーガは販売開始から10周年になります。
これまでの実績を振り返り、耐久性能や耐震性能に関して一定の評価が得られています。
ケイミューは新たに新色を増やし、テレビコマーシャルを放送するなどプロモーションに力を入れています。
定額屋根修理で施工したお客様からの評判も非常に良好です。

5.定額屋根修理のルーガの施工事例

定額屋根修理で施工したルーガ屋根施工事例のご紹介です。
ご案内の施工事例は一部です。

大阪市鶴見区 ルーガ鉄平への葺き替え屋根工事

神戸市で屋根葺き替え工事は『定額屋根修理』で

屋根の修理 リフォーム 鎌倉市 -定額屋根修理

ルーガ屋根のリフォーム事例 横浜市青葉区

6.ルーガの施工地域 製品保証

年間積雪が30センチ以下の地域のみ、ルーガの施工が可能です。
施工地域の可否については、お近くのルーガショップもしくはケイミューの営業所にお尋ねください。
ケイミュー株式会社営業所一覧はこちら
もちろん、定額屋根修理にお問い合わせいただいても大丈夫です。
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、奈良県、和歌山県、では定額屋根修理では全域施工が可能です。
兵庫県、京都府、滋賀県の山間部は施工ができない地域があります。

ルーガは製品や色、役物などに保証が用意されています。
※具体的な保証内容は施工条件やリフォーム方法によって変わります。
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7.まとめ

・ルーガは耐久性や耐震性、メンテナンス性(再塗装)に優れており、日本住宅にも最適なデザインが好評である屋根材です。

・コロニアル製造会社が認めたカバー工法専用屋根材です。

・ルーガ(ROOGA)の雨仕舞構造は板金工事が中心です。板金工事を得意とする屋根工事会社に依頼してください。

 

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